自己紹介 |
二木 克嘉 | |
2010年 4月 昭和大学歯学部歯科矯正学教室 員外助教 2012年 4月 昭和大学歯学部歯科矯正学教室 助教 2014年12月 日本矯正歯科学会 認定医取得 2017年 3月 昭和大学 博士(歯学) 学位取得 2018年 3月 昭和大学歯学部歯科矯正学講座 退職 2018年 3月 昭和大学 歯科矯正学 普通研究生 至現在
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歯並びについて何か気になることがございましたら、なるべく早く矯正のご相談にいらしてください。(相談は無料です)成長を利用する治療には適した時期がございます。その時期を逃さないようにしてください。また、成人の方もむし歯や歯周病に罹患する前に矯正の御相談にいらしてください。一人一人にあった理想の歯並びを追求し、患者様の「生活の質の向上」に努めさせていただきます。 |
矯正治療についてご説明いたします。 |
矯正歯科治療は、公的健康保険適用外の自費(自由)診療です。 歯と顎の骨を整えて、審美的で機能的な歯並びとバランスのとれた口元をつくりだす治療です。 また、矯正治療によりきれいな歯並びになることで歯磨きが簡単になり、むし歯や歯周病になりにくくなるという「予防」という効果もあります。 第1期治療(こどもの矯正治療)と第2期治療(おとなの矯正治療)の2つに分かれており、それぞれの治療目標には、大きな違いがあります。 第1期治療は、だいたい15歳くらいまでの方が対象です。親しらず以外のすべての永久歯(おとなの歯)が萌えて、身長が止まるまで治療することができます。歯が埋まっている顎の骨自体の成長コントロールが主な目的です。上顎や下顎の拡大や前方への成長促進を試みる場合もあります。ここで重要なことは、成長コントロールは、成長が終了したらできなくなるということです。また、顎骨の成長発育にリスクがあるような前歯の凸凹や癖なども治療します。例えば、指しゃぶり、爪を咬む癖、下唇をまき込む癖、頬杖、舌の癖などは、歯並びや顎の成長に悪影響を及ぼすため、癖を治す必要があります。特に舌の癖は、発音にも大きく影響を与えます。さらに、乳歯(こどもの歯)から永久歯への交換がうまくいかない(特に永久歯が萌えてくる隙間がない)場合などは、矯正治療により隙間をつくったり、悪化しないよう経過観察する必要があります。第1期治療が終了したら、第2期治療に移行することもできます。 第2期治療は、成長が終了している方が対象になります。成長が終了しているので、上顎と下顎の位置を変化させることはできません。ですから、歯のみを動かして歯並びをきれいにするのが目的です。もちろん歯並びの改善は、かみ合わせだけでなくお顔立ちにも影響を与えます。また、他の疾患の予防的な要素もあります。歯並びを改善することにより、むし歯や歯肉炎、歯周病、顎関節症などのリスクを低くすることができます。さらに、咬み合せの向上により、生活習慣病や、成人病の予防にも効果があると考えられています。お口の中は日々変化しています。年をとるにつれ歯並びも変化しているのです。適正な咬み合せは、その「加齢変化」のスピードを抑える効果もあります。 歯並びについて何か気になることがございましたら、なるべく早く矯正のご相談にいらしてください。成長を利用する治療には適した時期がございます。その時期を逃さないようにしてください。また、成人の方もむし歯や歯周病に罹患する前に矯正の御相談にいらしてください。一人一人にあった理想の歯並びを追求し、患者様の「生活の質の向上」に努めさせていただきます。 |
以下が矯正相談の一般的なタイミングです。時期と症状、一般的な治療期間と通院回数を記載いたします。早めにご相談ください。 |
時期 |
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4歳 | 受け口: | 取り外し可能なマウスピースで治療することが可能です。 |
6歳〜8歳 | 前歯の凸凹: | 糸切り歯は萌えてくると前歯の凸凹の治療が難しくなります。 |
症状 | ||
受け口: |
上顎の前方成長を促進する必要があるかもしれません。 9歳〜13歳が上顎の成長ピークで、その成長を利用するかもしれません。 |
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出っ歯: |
下顎の成長を促進する必要があるかもしれません。 上顎の成長が終了し、身長が大きく伸びるときが下顎の成長ピークで、その成長を利用するかもしれません。 |
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一般的な治療期間2〜3年間、通院回数は24〜36回くらいです。 |
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矯正歯科治療に伴う一般的なリスクと副作用について。 |
@ 矯正歯科装置を付けた後しばらくは違和感、不快感、痛みなどが生じることがありますが、 一般的には数日間〜1、2週間で慣れてきます。 A 歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。 B 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。 C 治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらに、かかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。 また、歯が動くと隠れていたむし歯があることが判明することもあります。 D 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。 E ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。 F ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。 G 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。 H 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの症状が生じることがあります。 I 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。 J 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行う可能性があります。 K 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。 L 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。 M 動的治療が終了し装置が外れた後に現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。 N 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや、咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。 O あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。 P 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。 Q 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
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料金体制と費用の内訳(すべて税抜き) |
相談料) | 0円 | |
検査料) | 4000円 | |
診断料) | 4000円 | |
処置料) | 4000円 | |
観察料) | 3000円 | |
基本料金) |
第1期治療(こどもの矯正治療)矯正基本料金)30万円 |
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第2期治療(おとなの矯正治療)矯正基本料金)65万円 |