歯医者さんに行くとむし歯のことを暗号のような呼び方で歯の状態を表現します。 その意味を理解し、事の重大さに気づくこともあるかもしれません。 |
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C1 | |
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むし歯の初期段階で、歯の表面(エナメル質)だけが虫歯に掛かっている状態です。C1の段階は、白いエナメル質の部分が乳白色やわずかに茶褐色になります。 痛みなどの自覚症状は、ほとんどありません。自分で発見する事は難しいかもしれません。 |
C2 | |
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この段階では、象牙質にまで虫歯が進行していますが、まだ神経(歯髄)にまではとどいていません。 C2の段階は、色が茶褐色から黒色になってきます。冷たい物がしみるようになり、更に症状が進むと熱い物がしみるようになります。 また、固い物を噛むと痛い、疲れると痛くなるなどの自覚症状がでてきます。 |
C3 | 神経が生きている場合 |
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むし歯がさらに進行し、神経(歯髄)にまで達しています。 神経に炎症をおこしています。(歯髄炎:Pul) 歯髄の腫れが神経を直接圧迫するので、急にひどく痛んだり、熱い物、冷たい物に敏感になります。神経(歯髄)をとりのぞき、根の治療を(根管治療)をしますので、5〜6回程度の通院が必要です。 |
C3〜C4 | 神経が死んでいる場合 |
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歯の根の先にまで虫歯が進行。(歯根膜炎:Per) 急に歯肉や顎が腫れたり発熱する事があります。神経が死んでいるので、 冷たい物がしみる事はありません。しかし、熱い物を口に入れたり、体が温まる(夜間、入浴時等)と、強く痛む事があります。根の治療(根管治療)をして、消毒を繰り返し行いますので、7〜8回程度の通院が必要です。 |